全盛期はそれぞれのクルマが個性にあふれていた
クルマ好きにありがちな「昔はよかった」という話。しかし、これはあながち間違いではない部分もあり、80~90年代のクルマには今のクルマにはない魅力を持ち合わせていた。もちろん、現行車にも現行車なりの魅力があるのは百も承知ではあるが、今一度あの頃のクルマが魅力的だった理由を考えてみたい。
1)デザインに自由度があった
最近のモデルでは対歩行者保護の観点などもあり、デザインにもかなりの制約がなされている。さらに燃費性能の向上も命題となっており、ある程度空力などを考慮するとおのずと燃費のよいデザインというのも決まってしまっているのである。
そのため、昔のような攻めたデザインや個性的なデザインを実現しにくく、結果的にどのクルマもなんとなく似通ったデザインとなってしまっているのだ。