クルマのタイヤ交換は「新品装着時と同等以上の性能」のものを推奨! そもそも新品装着の性能はどうわかる? (1/2ページ)

サイズと値段だけで決めてはいけない!

 走れば走るだけすり減ってしまうタイヤ。とくにきちんとグリップするタイヤほど減りが早いので、新車についてきたタイヤがまともなら、3~4万kmも走ればスリップサインが出てしまう。タイヤが減ってしまった場合は、新しいタイヤに交換するしかないわけだが、タイヤというのは一般ユーザーが思っている以上に、クルマの印象を変えてしまうもの。また安全性にも直結しているので、サイズと値段だけで考えてしまうというのは短見だ。

 タイヤを交換するときは、最低でも新車装着タイヤ=OEタイヤ(オリジナルエクイップメントタイヤ)と同等以上の性能を持ったタイヤを履かないと、クルマそのものがワンランク下の存在になりかねないので要注意。とはいえ、その新車装着タイヤの性能は、どんな基準で考えればいいのか。

  

 ブリヂストンでは、①直進安定性、②ドライ性能、③ウエット性能、④低燃費性能、⑤ライフ性能、⑥静粛性、⑦乗り心地の7つの性能を、新車装着タイヤとリプレイスタイヤ(補修用タイヤ)で比較して欲しいとしている。この7つの性能でとくに重視して欲しいのは、安全に直結しているドライ性能とウエット性能。次に直進安定性で、あとはクルマのキャラクターとユーザーのお好み次第。

 セダンやクーペ、コンパクトカーなら、静粛性や乗り心地も大事だろうし、エコカーなら低燃費性能は気になるところ。その他、ミニバン、SUV、軽自動車にはそれぞれ専用タイヤがあるし、スポーツカーならハイグリップな高性能タイヤが欠かせない。

 新車装着タイヤは、当然、そのクルマの用途、性格、性能にあったタイヤが選ばれているので、一番いいのはタイヤ専門店に行って、「トータル性能で、新車装着タイヤよりも同等以上のタイヤをください」と注文すること。とはいえ、いいタイヤはお値段も高い。高性能でも高いタイヤを押しつけられたら……という心配もあるだろう。

 そこで、もっと簡単なタイヤ選びの方法をお教えしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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