遠隔操作で事前にエアコンをONにできるモデルも存在
2)熱くなるのはモーターよりもバッテリー
電気自動車の走りを支えるモーター。エンジンと同じく回せば回すほど高温になるイメージをお持ちかもしれない。しかし、エンジンほど極端に熱くなることはなく(もちろん熱くなるが)、それよりも先に熱くなるのがバッテリーなのだ。
スマートフォンでも負荷のかかる動画などを長時間視聴したり、充電をしたりしたときに本体が熱くなった経験があると思うが、電気自動車のバッテリーもスマホのバッテリーと同じくリチウムイオン電池が使われており、バッテリーからの電力を取り出したり充電したりすることで熱を帯びてしまうのだ。
バッテリーが熱を持つと効率が悪くなってしまうのはもちろん、劣化が早まる原因にもなってしまうため、高速走行→急速充電を何度も繰り返すのは非常にバッテリーに優しくない。車種によってはバッテリー用の冷却装置が用意されているほどなのである。
3)神機能エアコンの遠隔操作が活躍
一部の電気自動車に備わる機能として、スマホのアプリを介して車両のエアコンをONにできる機能がある。これを使えば出かける前に事前にエアコンを入れておくことができ、ドアを開けた瞬間の灼熱地獄を回避できてしまう。もちろん電気自動車だから排気ガスは出ないし、騒音も空調のファンが回るかすかな音くらいしか聞こえてこないので、時と場合に関係なく使うことができるのだ。