現行モデルでも販売期間がわずかでレアモデルになった車種も
3)ダイハツ・リーザスパイダー
当時、人気を集めていたスズキのスペシャリティ軽であるセルボに対抗し、ダイハツが投入したリーザ。ミラをベースにしながら、前席中心の2+2レイアウトとし、シャレード並みの運転席スペースを実現していた。
そんなリーザに91年に追加されたのがリーザスパイダーである。軽乗用車としては初のオープンカーであり、リーザのルーフをカットオフした改造車扱い。オープン化に伴うボディ補強で車重は90kg増加。それに伴ってかエンジンはターボのみとなっていた。しかしベーシックなリーザに比べると2倍以上、ターボモデルで比べても40万円以上高額だったこともあってか、400台弱の生産台数に終わっている。
4)日産フェアレディZ ロードスター
2008年の登場以来、ロングセラーを誇る日産のスポーツカーであるフェアレディZ。その現行型がデビューしてから1年後に追加されたのが、フェアレディZ ロードスターだった。先代モデルにも設定されていたものであり、クーペと同じく6速MT仕様も選べるようになっていた。
しかし、すでに国内でのスポーツカー需要が低迷しているのに加え、電動トップを備えたロードスターはクーペに比べて価格もさらに高くなってしまった……。そのためか、なんと2014年9月の販売終了までの間で800台ほどしか販売されなかったのである。ただし日本国外では堅調な販売であり、今日現在も現行モデルとしてラインアップされている。