手頃な価格で本格的なアウトドアが楽しめるクルマもオススメ!
3)スズキ・ジムニー
続いて、趣味も遊びもいつも一緒で大丈夫、という友達みたいなご夫婦にオススメしたいのが、軽自動車ながら優秀な本格オフロード走破性能を持つスズキ・ジムニーです。釣りやスキーなどのアウトドアレジャーから、山登り、温泉巡り、BBQやサーフィンなどなど、子育てがひと段落したらやってみたかったことがたくさんある、というご夫婦も多いと思います。
そんな時にジムニーがあれば、未舗装路はもちろん、砂浜や岩場、河原や雪道などどこでも走れてしまうので、どんな趣味に没頭するご夫婦の相棒としてもピッタリなのです。ルーフに取り付けるポップアップテントなども売られているので、それを装備すれば車中泊もOK。コストを抑えてアクティブに活動できるようになって、ご夫婦の絆はどんどん深くなりそうです。
4)日産リーフ
さて最後は、とにかく“新しモノ好き”なご夫婦に試してほしい、100%電気自動車の日産リーフ。ガソリンを1滴も使わないカーライフというのは、想像以上にいろんな面でこれまでと違うことがあって、面白いものです。
たとえば、自分の運転のやり方ひとつで、電気を効率よく使うことも無駄にしてしまうことも紙一重。乗っているうちに、「なるほど、こういう運転は電気を多く使うんだな、こうすれば回生が多くできて効率的なんだな」というのがわかってきます。すると、同じ道を走っていても今日はこんなに少ない電気で走れた、回生でこれだけ復活した、なんて変化がゲーム感覚で楽しめるようになるのです。
また、長距離ドライブに出かける時には、数時間おきに充電が必要になるので、たくさんの充電スポットリストのなかから、どこに立ち寄ろうかと事前にチェックしておくのもいいし、行き当たりばったりでドキドキとスリルを楽しむのもいいし、時には普通にドライブしていたら決して立ち寄ることのなかった街に、充電のために訪れていいお店を見つけたり、という出会いがあるのもEVならでは。
ゆっくりと、時間にも心にも余裕のあるドライブをするようになるので、あちこち行きたい若い頃と違って、円熟期を迎えたご夫婦にはちょうどいいのではと思います。
というわけで、子供の成長は喜ばしいものですが、巣立った後に残された夫婦がどうやって再びふたりの時間を充実させていくのか。そこをちゃんと考えておかないと、お互いの不満が溜まって取り返しのつかないことになりかねません。それぞれの行動を尊重しつつ、たまに一緒に何かを楽しむという形もいいですし、二人でやってみたかったことに今こそ熱中してみるのもいいですね。これまで潤滑油として存在した子供の代わりに、理想のスタイルに合ったクルマを手に入れて、いつまでも夫婦仲良く人生を楽しんでほしいと思います。