かつて大流行もいまや絶滅危惧種! クルマの字光式ナンバーが姿を消したワケ (2/2ページ)

いまではLED式になり派手さが軽減された

 そもそも字光式のナンバープレートはファッション性のために登場したのではなく、雪国でナンバーに雪が付いても光源の熱で溶かすために考えられたものとされている。もちろん字が光ることでナンバープレートの視認性が上がり、一時は逃走車両の検挙率も字光式のほうが高いというデータもあったほど。もちろん後続車両へのアピール度も増すために、安全性も向上する。

 現在でも装着可能で、ナンバープレートだけに法律的に認められたものでないとダメ。装着する場合は事前に申し込んで陸運事務所、つまり車検場での装着となる。最近ではLED式になっているため、以前のように緑色に強く光る感じはなくなって、違和感があまりない。ほかのライトがLEDになっているため、うまく溶け込んだ印象だ。今一度、ドレスアップ的なアイテムとして再認識してもいいかもしれない。

 ただ最近はフロント先端部に発光体を後付けすることにより、安全装備の誤作動が起こる可能性もあるため、装着不可としているクルマも一部存在する。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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