キドニーグリルは一体化したデザインに!
BMWは2019年8月29日、新型1シリーズを発表し、正規ディーラーでの販売を開始した。納車は11月以降より順次行われる予定だ。
1シリーズは2004年に登場したBMW初のエントリーモデル。走りとスタイリッシュな見た目、手頃な価格が魅力で、若者や女性からも支持を得ているのだそう。
今回で第3世代となる1シリーズだが、メディア向けに行われた発表会の場では、BMWブランド・マネジメント本部長のミカエラ・キニガーさんが登壇。「今回の新型のポイントは内外装のデザイン、インテリジェント・パーソナル・アシスタント、リバースアシスト、タイヤスリップコントロールシステム(ARB)の4つです」と語った。
それぞれ詳しく見ていこう。
BMW新型1シリーズのデザイン
エクステリアには大きくなり一体化したキドニーグリルを採用。「M135i xDrive」はメッシュタイプとなる。さらに4灯ヘキサゴナルLEDヘッドライトを組み合わせることでスポーティな印象とした。リヤは低重心なシルエットとし、新デザインのL字型テールライトは目を引くだけでなく、日中も点灯できるため、雨の日や合流の際の安全に寄与する。
インテリアもデザインと機能性を向上した。今回から前輪駆動になったことにより(M135i xDriveを除く)、後席足元スペースが約40mm拡大。より乗降がしやすくなった。また10.25インチのディスプレイを2つ備えた最新デザインのコックピットを選ぶことが可能。大型化し、室内をより明るくすることに貢献するサンルーフもオプションで用意した。
BMW新型1シリーズのインテリジェント・パーソナル・アシスタント
インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、人の声によって車両の操作ができる機能だ。AI技術を活用することによってより自然な会話を可能とし、ドライバーの好みや特徴も学習する。BMWブランド・マネジメント本部長のミカエラ・キニガーさんは「私のようなオーストリア人のなまりのある英語であっても聞き取ってくれる」と語った。またこのシステムに名前をつけることも可能で、「オーケー、ビー・エム・ダブリュー」だけでなく「タマ!」、「ポチ!」などの呼び名でシステムを起動することも可能だと言い、会場の笑いを誘った。