【国沢光宏がWRCに挑戦】歓喜のクラス3位を獲得! 4日間の激闘の末に新人編集部員が見たモノとは (1/2ページ)

ラリー観戦には時間配分と事前準備が欠かせないポイント

WEB CARTOPでもおなじみの自動車評論家、国沢光宏さんがドイツで開催されるWRC(世界ラリー選手権)第10戦ラリー・ドイツに挑戦! 今回ラリー・ドイツ取材のチャンスを得た新人編集部員篠田は、ラリーについてはまったくの素人。そこで渡航前に国沢さんからラリーに関する基礎を伝授され、ラリー・ドイツへやってきた。果たして篠田が見たモノとは!

 ラリー・ドイツもいよいよ最終日。残るSS(スペシャルステージ)は4つだ。SS16と18はブドウ畑のコースで、SS17と19がパワーステージと呼ばれるボーナスポイントが入る特別なステージになっている。

 私・篠田はどうしても一般車とラリーカーが一緒に街中を走るリエゾン(移動区間)が見たかったので、SS18の速度が乗る畑道のなかをとおるエリアと、すべてのSSが終わったあとのリエゾンを見にいくことにした。

 しかし、SS18にいく道中ではトラブルに見舞われ、時間前に到着できず……。しかも、この日もリバースで順位の低いチームから出走していたため、到着したころには上位のWRカーが走っていた。ここは少しグラベルのあるルートで、ラリーらしい走りっぷりが見られる。目の前をラリーカーが勢いよく砂を撒き散らしながら走り抜けていった。この場所での観戦は迫力があって、最初から見られなかったのが非常に残念だった。

 日曜日ということもあり、SSまでの道路が混んでいることや、通行止めになっていることもあるため、事前の下調べが重要になる。観戦初心者にとってこうした時間配分の難しさは大きなハードルになりそうだ。

 しかし、SS18とSS19は近かったことから、面白い光景を見ることができた。リエゾンエリアに向かっている間、選手たちの休憩場所に出くわしたのだ。地元住民しか知らない場所なのか、有名選手にここまで近づいて撮影することができる。たまたま私がそこに立ち寄った時にはTOYOTA GAZOO RACINGの勝田貴元選手が空気圧のチェックを行っていた。

 通りすがりの観客たちが立ち止まり、選手に声をかけたり、写真を撮ったりと自由にできるのもラリーならではの魅力だ。


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