「なんであの車種日本に入らない?」と簡単にいうが……輸入車メーカーが日本仕様車を作るときの意外な苦労4つ (2/2ページ)

右ハンドルにするにあたりペダルレイアウトの調整も必要

3)ハンドル位置の変更

 以前は正規輸入車でも左ハンドルのままということが多かったが、現在では正規輸入車のほとんどが日本の交通事情に合わせた右ハンドルとなっている。以前は本当に単純にハンドル位置を変更しただけで、ペダルレイアウトが残念なモデルもあったが、最近はそのあたりも含めしっかりチューニングがなされている。

4)車名の変更

 自動車の車名というのは商標として登録されており、同じ車名のクルマを他メーカーが販売することはできなくなっている。しかし商標というのは国ごとに登録されるものであるため、本国では名乗れた名前が日本ではすでに商標登録されている、ということもある。そういったときは商標を持っているところに交渉して譲ってもらうことになるが、全く別の車名で販売してしまうという手段もある。また、日本では言葉の響きがネガティブな意味にとらえられてしまう恐れがある場合も改名されることがあるようだ。

 今回取り上げたのは一般的な輸入車のお話だが、中には日本専用のドアハンドルを用意したり、足まわりの味付けを丸ごと換えてしまうというような車種もあるとのこと。輸入車オーナーの人は本国仕様との細かい違いをチェックしてみるのも面白いかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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