穴の大きさは汚れの有無によって異なっていた!
ボディケアの要といえば、シャンプーを使った洗車とワックスがけだろう。どちらもスポンジを用いるが、両者を比べてみると同じスポンジとはいえ、まったく違う。洗車用は大きくて柔らかく、穴もランダムに空いている。一方のワックスがけ用は硬めで、穴も小さい。じつはこの違いには理由があるのだ。
まずシャンプーがけ用だが、こちらは塗装にキズを付けずに汚れを取り除くことが重要。だから広範囲を一度に作業できることもあるが、力を分散させるためにも大きめだったりする。さらに取れた汚れがボディへ戻らないように、スポンジの内部に取り込めるように穴も大きくなっている。つまりあの大きくてランダムに空いている穴は汚れを取り込むためのものというわけだ。
だから、洗車時はこまめに穴に取り込んだ汚れを取り除くのが大切で、バケツの中で揉んで排出してやる。その際に改めて泡をたっぷりとスポンジに乗せて、ボディへ持って行くようにする。スポンジに加えて豊かな泡も洗車の命だからだ。