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【国沢光宏がWRCに挑戦】ラリー初心者が直撃! ラリーってそもそもなに? (2/2ページ)

【国沢光宏がWRCに挑戦】ラリー初心者が直撃! ラリーってそもそもなに?

ラリー・ドイツ直前の国沢さんに密着!

WEB CARTOPでもおなじみの自動車評論家、国沢光宏さんがWRC(世界ラリー選手権)に挑戦! WRCといえばラリーで世界最高峰の競技……ということはモータースポーツに疎い私でも知っている。そんなすごい舞台に出場するというのは一体どういうことなのか?

今回、8月22日(木)〜25日(日)に開催される第10戦ラリー・ドイツ取材のチャンスを得た新人編集部員篠田が、渡航直前の国沢さんに直撃取材を敢行した!

篠田:国沢さん、今回はよろしくお願いします。そもそも、ラリーとレースって何が違うんですか?

国沢:なんと! WRCの取材をするというのに、そんなことも知らないのか! 簡単に説明すると、ラリーは一般道を封鎖して1台で思いっきり走ることができる競技。対してレースは、閉鎖されたエリアで何台ものクルマが一斉に走る競技。レースカーでは公道を走ることはできないけれど、ラリーでは封鎖していない公道も走るからナンバープレートをつけているんだ。ラリーカーはいつでも気軽に乗れるのが良いところだよ。

 ラリーでは全開でタイムを争う競技区間のスペシャルステージ(SS)と呼ばれるエリアと、そうでないエリアがある。SSとSSの間はリエゾンといい、一般車も通行する行動を走行して移動するため、交通ルールを守らなければならない。

篠田:確かに、ラリーの動画を見ていると全車にナンバープレートがちゃんとついていました。市販車がベースになっているので、レースカーと比べても親近感が湧きますね。ただ、ラリーは見ていても勝ち負けがわかりにくいし、ルールが難しいイメージがあります。

国沢:ラリーカーの規定なんかはレギュレーションで細かく決められているけれど、基本的なルールでいうと、競技中はコマ図(順路や規定の速度などが書かれたもののこと)に沿って走ることくらいかな。

篠田:なるほど、難しく考えすぎていたのかもしれません。最近ではトヨタのヤリス(日本名:ヴィッツ)が世界の強豪を相手に健闘しています。このヤリスもそうですが、WRCではコンパクトカーが多いですよね。そのほかのクルマは参加できないんですか。

国沢:色々と条件はあるけれど、速さを競うのに、たとえばミニバンで参加しても意味がないでしょ。

篠田:言われてみるとそうですね……。ラリーって泥道やジャリ道を全開で駆け抜けるイメージがあります! そういうシーンだと、ミニバンでは走りにくいですよね。

 ラリーには未舗装路(グラベル)と舗装路(ターマック)のふたつのコースがある。開催地によってそれぞれ道の形状が異なるため、ラリー車にはそれぞれのコースに適したパーツの装着が求められる。

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