軽自動車の白ナンバーやご当地ナンバー急増! ナンバープレート多様化で発生する問題とは (1/2ページ)

本来の「一目で判別可能」という目的が無意味に

 ラクビーワールドカップ、そしてオリンピック向け。そしてご当地の特徴をイラストであしらったナンバーも普及している。実際に街なかで見かけることも多いのだが、少々戸惑うこともある。問題点といってもいいかもしれないが、両手を挙げて良かったということにはならない気がする。

 そもそも交通行政に限らず、法律で決められているものというのは変化というのを極端に嫌う。ナンバーも同様で、基本的には長年に亘って同じ形式を貫いてきた。軽自動車のナンバープレートが黄色になったのは1975年からで、それまでは白ナンバーだったとはいえ、サイズは小さくひと目で軽自動車とわかった。本来、ひと目でわかるというのが大切で、軽自動車、普通車、営業車がすぐにわかるようになっていることがナンバーの大きな役割だったハズ。

 それが2017年から4輪自動車でも規制緩和され、図柄入りやイベント向けの特別仕様も可能になった。もともと白ナンバーだった登録車はいいが、紛らわしいのが軽自動車用と営業用で、黄色と緑の枠が付いてはいるがかなりわかりにくい。トラックやバスでも変えているのを見かけるが、いわゆる「白ナンバー」と一瞬思ってしまうほど。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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