低回転域から大きなトルクを発生する走りに魅了される人多数!
ディーゼルの魅力の2つ目は、そのトルクフルなエンジン特性だろう。エンジンの情報を見るときにどうしても最大出力=パワーを気にしてしまいがちだが、ピークパワーは、それこそつねに全開走行でもしない限りはあまり恩恵を受けられない部分であり、日常的に運転する場合はトルクのほうが重要なのだ。
その点で低回転域からぶ厚いトルクを発生してくれるディーゼルエンジンは、街中でも効果を実感しやすく、一度乗ってしまうとそのトルク感の虜になってしまうユーザーが多いのではないだろうか。
そして最後の魅力的なポイントはやはり丈夫さだろう。古くからディーゼルエンジン車を愛用しているユーザーからは「10万キロでようやく慣らし運転が終わった」という声が冗談半分に聞こえるほどだが、これもその丈夫さを物語るエピソードのひとつ。トラックやバスなどの商用車に多く採用されているのも、その丈夫さが評価されているというのは想像に難くない。
もちろん適切なメンテナンスが必要なことはいうまでもないし、チョイノリの多いユーザーには不向きという点もあるので、やはり最後は自分の使い方にマッチしているかどうかが一番重要な点と言えるだろう。