自身の手で作動状況を確認できるのは安心感につながる
そのほか作動がわかりやすいのもメリットだ。引いているのか戻しているのは手や足の感覚でわかるし、一応念のために戻し直してみるときでも一瞬でできる。一方の電動式だと、慣れればいいだろうが、ボタンを解除するのは押すのか引くのかはメーカーによって違うこともあり、迷うこともある。
あとは特殊な例かもしれないが、雪道で滑ったときなど、緊急的にタイヤをロックさせて、微妙に調節するのはやはりアナログ式にしかできないだろう。電動式だとオンかオフの2択しかない。
と、長所をあげてみたが、これだけといえばこれだけ。運転席まわりのデザインをすっきりとさせられるなど電動式のメリットは多いし、最近では安全装備の普及で電動式にするのも難しくはなくなっている。今後も手動タイプのサイドブレーキが減っていくのは確実だろう。