異常なほどに暑い夏! クルマのエンジンルーム内の液体モノは蒸発しないのか? (1/2ページ)

気温は問題ないがオイルでさえも蒸発するのは確か

 酷暑ともなるとクルマのさまざまな部分にダメージが及ぶが、オイルや冷却水、ウォッシャー液などの液体モノは蒸発しないのだろうか?

 結論からいうと、問題はない。なぜなら走行中はもっと高温になるからで、例えば冷却水は100度前後にまで上がることもある。そうなると気温が40度になった程度では影響はない。とはいえ、酷暑だからすぐにダメになるのではないというだけで、蒸発というのはつねに各液体ごとに起こっている。

 一番蒸発しにくいのはオイルだが、これもごくわずかではあるが少しずつ蒸発するし、オイルのスペックにも蒸発についての項目があるほど。また粘度が下がるほど蒸発しやすくなる。

 そのほか、水モノは比較的蒸発しやすく、リザーバータンクのすき間などから少しずつ蒸発していく。最近は気密性も高いのでこまめに見る必要があるほどには減らないが、車検毎などに量のチェックは必要だろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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