パワーだけじゃなく4輪独立サスを装備した本格走り系も登場
2)三菱ミニカターボ
1984年2月に登場した5世代目となるミニカに設定されたターボモデルは、軽自動車初のインタークーラーが装着され当時最強となる42馬力を発生していた。アルトワークスの数値を見てしまうと物足りなさを感じる数値ではあるが、登場時は大いに注目を集めたモデルであった。
その後6代目となったミニカは、パワーは自主規制値があるために軽自動車ながら5バルブDOHCエンジンを搭載する「ダンガン」を設定し、違う方向で差別化を図るようになっていた。
3)ダイハツ・ミラターボ
前述のミニカからおよそ1年半後の1985年8月に登場したミラターボは、ミニカターボの42馬力を10馬力も上回る52馬力で登場。パワーだけでなく、4輪独立サスペンションや全車にフロントスタビライザーを装着するなど、走りの面でも大幅にアップデートして登場となった。
さらに同年11月には当時としてはかなりアグレッシブなフルエアロを標準装備とした「ターボTR-XX」も追加。このエアロ仕様はアルトワークスに影響を与えたことは間違いないところだろう。