車種によっては取り出しにくい場合も……
最近のクルマはどんどんとメンテナンスフリー化が進んでおり、自分で点検できるところもかなり少なくなっている。そういった状況にも関わらず昔から変わらず残っている場所は、メンテナンス項目としての重要度が高いとも言える。
その代表例はバッテリーやオイルなどだが、じつはエアクリーナーもそのひとつ。こちらは自分でも交換できるので、ぜひ点検・交換を励行したいところだが、ボックスに入っているので怠りがちなパーツでもある。もちろん放置したままにすると、エンジンへの空気の取り込み効率が悪くなったり、流入量そのものも減ってしまうので、燃費やパワーダウンが起こってしまう。
自動車メーカーでは交換の目安を2万kmぐらいに指定しているが、空気の汚れがちな都市部だとそれでは遅いかもしれない。ただオイルと違って目視で判断できるので、ボックスから取り出して表面をチェックすればいいだけと点検は簡単だ。ちなみにボックスのフタはフックやネジで止まっているが、なかには場所の関係で取り外しにくいクルマもあるので、事前に確認しておくといい。