発表以降3車種を除いてすべてが新型になったが……
選挙が行われると、各政党の掲げる公約が、果たしてどれだけ実現されるのかと考えてしまう。
そこで思い出したのが、トヨタが2007年7月23日に配信したプレスリリース(報道発表資料)だ。「サイドエアバッグおよびカーテンシールドエアバッグの全車標準装着を発表」と題されていた。
その内容は「サイドエアバッグおよびカーテンシールドエアバッグを、乗用車系車種を対象に、近々発売予定の新型車以降、全車に標準装着する」という内容だった。
◆プレスリリースのURL
(https://global.toyota/jp/detail/1460337)
このプレスリリースには「トヨタはサステイナブル・モビリティ実現に向けた取り組みの一環として、交通事故死傷者ゼロの実現に貢献するため、交通安全への幅広い取り組みを強化していく」という趣旨の記載もあった。
配信されてから今では約12年が経過するため、2007年7月23日時点で販売されていたトヨタの現行乗用車は、プレミオ、アリオン、エスティマだけだ。そのほかのトヨタの乗用車は、すべてプレスリリースの配信後に発売されている。
従ってトヨタがこの内容を偽りなく履行していたなら、トヨタの乗用車の大半は、「サイドエアバッグおよびカーテンシールドエアバッグを全車に標準装着」しているはずだ。