多くの参加者が「違い」を体感!
このModulo体感試乗会について土屋さんは、「先ほども言ったけど、モデューロXはとにかく妥協しないで、時間を掛けて走り込んで作ってる。オレからすれば売れる売れないじゃなくてホンモノを追求してるんだよね。だからホンモノってこういうものだってことを、少しでも多くの人にわかってもらいたくて試乗会をやってるということ。ノーマルと比べれば走り出してすぐ、それこそ10m走れば違いがわかると思う。実際参加者も驚いてくれる人が多いよね」とのことだ。
そして土屋さんは、モデューロXを、ホンダが大好きな人はもちろん、ほかの国産車に乗っている人にも乗ってほしいという。他メーカーにはできないクルマに仕上がっているとのことだ。
さらにモデューロ開発統括のホンダアクセス、福田正剛さんによると、モデューロXは「まっすぐ」「楽」が開発のキーワードだという。今回は福田さん自ら試乗コースの設定を行い、そのふたつが普段乗りでシッカリと体感できるような場所になっているとのことだ。
この試乗会に参加できたのは、事前にインターネットで応募して当選した20組。何組かに試乗の印象を伺ったので紹介したい。
まずは根っからのホンダファンという田中政明さん(42歳)は、友人の北嶋利光さん(42歳)と福井県から参加してくれた。田中さんは現在S660とフィットを所有しており、これまでもプレリュード、エリシオン、CR-Xデルソルなどに乗っていたということでホンダの走りについては知り尽くしている。
「正直、無限があるのに、モデューロXを出す意味があるのかと疑問を抱いていましたけれど、実際に乗ってみてその違いがよくわかりました。ノーマルでは走るとノイズがあるのに対し、モデューロXはクルマとして洗練された感じ。さらに研ぎ澄まされた感じがあったので、コンプリートカーとして乗ることができる魅力に気がつきました」という。自分でクルマをカスタムすることもあるという田中さんだが、自分でやるよりもバランスを考えて作られていることが感じられたとのことだ。
続いては、ノーマルとモデューロXを乗り比べて違いの大きさに驚いたという、石川県から参加の清田貴弘さん(29歳)。普段は先代のマツダCX-5に乗っているそうだ。ステップワゴン モデューロXについては「大人数で乗るクルマだということを忘れられるほど運転が楽しく、コースにもワインディングが設定されていたので、非常に満足できました。ノーマルよりも乗り心地が良くなり、全然揺れなくなった印象です。これならクルマ酔いもしづらいのではないでしょうか。空力性能の向上も感じられました」と終始笑顔で答えてくれた。
地元、富山県在住の瀬山篤志さん(41歳)は、ご家族全員で、フリード モデューロX、N-ONEモデューロX、シビックタイプRを所有。そんなホンダ車のみならずモデューロXの走りを日常から体感している瀬山さんはステップワゴンに乗り、「ドライバーの視点ではモデューロXは安定感があり、ついついコーナリングなどは少し速めの速度を出してしまうほどでした」とコメント。
さらに一緒に参加した友人の大坪宗平さん(42歳)のドライブで2列目も体感し「2列目シートの場合ノーマルの方が足まわりは柔らかいため、後席はノーマルがいいかな……でもモデューロXは、横揺れが少ないですね」とのこと。
最後はホンダ車を乗り継いでいるという、ホンダ党の平本和宏さん(48歳)。「アップダウンのあるワインディングや、トンネルなどがあり、色々変化のある試乗コースで運転することができました。違うとは聞いていたが、ここまで違うとは!」という感想。
さらに「これだと長距離でも疲れないと思います。それから、ブレーキング時の姿勢がモデューロXでは異なると聞いて、実際に試したのですが、しっかり体感できました」と、試乗に大満足の様子だった。
この試乗会では、土屋さん、福田さん、道上選手による、モデューロXの開発ウラ話や、スーパーGTに関するトークショーも行われた。さらにモデューログッズが当たる抽選会、缶バッジ製作コーナーもあり、試乗以外もシッカリと楽しめる内容だった。
この「Modulo体感試乗会」、次回開催は未定だという。だが、一般的には難しい比較体験ができる貴重な機会だけに、ぜひ今後に期待したい。
【モデューロXの詳細情報はコチラ】
https://www.honda.co.jp/ACCESS/modulox/