万が一の衝突時に衝撃を軽減するエアバッグも大幅進化
エアバッグも小型軽量化はつねに課題で、設置場所も運転席、助手席からはじまり、ニーエアバッグ、サイドエアバッグ、ルーフエアバッグ、ボンネットのエアバッグ、センターエアバッグなど、室内の各部にエアバッグを用意し安全性を高める方向に向かっている。先月には、ZF社から車両の外部に展開するサイドエアバッグを装備した世界初のプリクラッシュ乗員安全システムのプロトタイプも発表されたばかりだ。
一般ユーザーからすると、「シートベルトやエアバッグなんて、もう何年も進歩なんてしていないのでは?」と思うかもしれないが、じつはクルマの技術競争のなかでも大激戦区のひとつで、日本のタカタをはじめ、ZFなど世界中の部品サプライヤーが安全性と快適性の両立、そして小型軽量化を目指してしのぎを削っているホットな分野なのだ。