日産には電気代が安上がりになるサービスも
さらに、日産ではゼロ・エミッションサポートプログラム2として、会費2000円(税別)/月で、全国の日産ディーラーの急速充電器約1900基と、NCS(日本充電サービス)の急速充電器約4000基の合計5900基で、充電をしたい放題にできる。走行距離が多い人ほど、電気代が安上がりになるサービスだ。
そのほか、保守点検においては、まずエンジンオイルの交換が不要であり、ブレーキパッドの減りもEVは少ない。アクセルのワンペダルで運転する日産車では、e-Pedalを上手に使えばブレーキパッドの減りをより抑えられるだろう。一方で、車両重量はエンジン車に比べ200kg前後重くなるので、タイヤの減りは多少早いかもしれない。
大まかな計算ではある。損得だけをいえば、絶対にEVは安いとはいえない面があるかもしれない。だが、充電コンセントの設置などの初期投資を除けば安上がりに乗れる可能性があり、日産の充電サービスなどを上手に利用すれば、かなり経済的にもなってくるのではないか。
また、EVであればこそ活かせるVtoH(ヴィークル・トゥ・ホーム)を設置すれば、万一の停電にも対処できるなどエンジン車では不可能だったこともでき、年々減っていくガソリンスタンドに立ち寄る必要もない。損得だけでなく、日々の暮らしのなかに、いかに安心を採り入れるかを重視するなら、EVの選択は十分にあり得る。