190馬力がトップというメーカーも!
【マツダ】MAZDA6 25T/CX-8 25T(169kW/230馬力)
現在は大排気量エンジンを持たないマツダのなかでもっともハイパワーなのは2.5リッターターボのガソリンエンジンを搭載するMAZDA6とCX-8となる。
マツダ得意のディーゼルエンジンはパワーよりもトルクが豊かな設定となっているため、ガソリンターボモデルがもっともハイパワーという形になったが、実際に乗ってみたときの「パワー感」で言えばディーゼルエンジンのほうに分があるかもしれない。
【スバル】WRX STI(227kW/308馬力)
スバルのもっともハイパワーなクルマはWRX STIの308馬力となる。しかし、排気量では今回登場する車種のなかでもっとも小さい1994ccであり、リッター当たりの馬力を考えればGT-RやNSXに匹敵するものなのである。
車両重量も今回のなかでは最軽量であり、そのポテンシャルは非常に高いものと言わざるを得ないところだ。
【三菱】パジェロ FINAL EDITION(140kW/190馬力)
すでにランサーエボリューションもなく、パジェロもデビュー当初に存在していた3.8リッターガソリンエンジンも過去のものとなった今、もっともハイパワーなのは、間もなく販売が終了するパジェロ ファイナルエディションの3.2リッターディーゼルエンジンとなった。
もしかするとアウトランダーPHEVが上回る可能性もあるが、システム出力を計測することが難しいようで公表されていないのである。
【ダイハツ】アルティス(155kW/211馬力)
主力車種が軽自動車となるダイハツ。軽自動車は未だに64馬力の自主規制値が存在するため、必然的に普通車がハイパワーなモデルとなるが、ダイハツオリジナルの普通車はリッターカーであり、そうなるともっともハイパワーなモデルがトヨタからのOEMであるアルティスということになる。
カムリにあるWSのようなスポーティグレードも存在せず、Gグレードのみのモノグレードとなる。
【スズキ】ランディ(110kW/150馬力)
ダイハツと同じく軽自動車がメインとなるスズキ。普通車にもスイフトスポーツというスポーツモデルが存在するが、1.4リッターターボの出力は103kW/140馬力であり、僅差で日産からセレナのOEM供給を受けて販売されるランディがスズキでもっともハイパワーな車両となった。
なお、ランディにはセレナにあるハイウェイスターやe-POWERに該当するグレードは用意されていない。