全メーカーのなかでのトップは600馬力を達成
以前は自主規制によって280馬力がマックスとなっていた国産車の馬力だが、2004年6月30日にその自主規制が撤廃になってからは280馬力を超えるモデルが数多く誕生してきた。そこで今回は、国産各メーカーの現行車(乗用車のみ)でもっともハイパワーな車種をピックアップしてみた。
【レクサス】RC F(354kW/481馬力)
レクサスで一番ハイパワーなのはRC Fだ。搭載される2UR-GSE型エンジンはLC500などに搭載されるものと同型式ながら、2019年5月に行われたマイナーチェンジで専用チューニングが施され出力が向上している。
さらに“Performance package”ではカーボン製のパーツをふんだんに使用し、70kgもの軽量化を果たし、よりハイパフォーマンスなモデルに仕上がっている。
【トヨタ】センチュリー(317kW/431馬力 ※システム最高出力)
トヨタでもっともハイパワーな車両は先日デビューした新型スープラではなく、なんとショーファードリブンでもあるセンチュリーだ。
5リッターV8の2UR-FSE型エンジンにモーターをプラスしたハイブリッドシステムは、通常は圧倒的な静かさで存在感すら感じさせないが、一たびアクセルを踏み込めば大抵のクルマはバックミラーの点にすることができるパワーを秘めているという点がショーファードリブンたる実力なのかもしれない。
【日産】GT-R NISMO(441kW/600馬力)
日産のイメージリーダーでもあるGT-RのNISMOバージョンが日産のラインアップでは最大のパワーを誇っている。この数値は日産だけではなく、国産車のなかでももっともハイパワーであり、日本が世界に誇るスポーツモデルということが言えるだろう。
なお、間もなく2020モデルが登場となるが、エンジンの出力は据え置き。しかし、このパワーが物足りないと思う人はそう多くはないはずだ。
【ホンダ】NSX(427kW/581馬力 ※システム最高出力)
もう一台の日本を代表するハイパフォーマンススポーツモデルと言えるのがNSXだ。ハイブリッドシステムにターボを組み合わせ、4輪を駆動するその構造はまさに電子制御のカタマリと言えるもの。
価格もそれに見合った(?)2000万円オーバーと超ド級のプライスとなっている。消費税分だけでフィットが買えてしまうと言えば、その価格がわかるだろう。