エンジン始動にウインカーまで! 昔はアナログ&手動だったクルマの装備7選 (2/2ページ)

ルーフの脇から棒が飛び出くるウインカーも!

4)ウインカー

 さらに懐かしいというか、いまやよほどの高齢の方でないと見たこともないのが、アポロウインカーで、ランプが点滅するのではなく、ルーフの脇から棒が飛び出て行きたい方向を示すというものだった。現在使っても、意味がわからなくて危険なだけだろう。

5)ウインドウ

 いまではスイッチ長押しで上下は当たり前。1970年代に画期的な登場だったのが、電動ウインドウだ。それまでは手でくるくるとレギュレーターハンドルを回して、上下させた。電動への憧れはかなり強く、電動化できるキットが社外品で売られていた。

 それも内部をバラして付けるのではなく、内張りにモーターとスイッチを付けて、手の代わりにそれがレギュレーターを回してくれるという超アナログなものだった。

6)ウォッシャー

 1970年代初頭まで一部に残っていたのが、アナログのウォッシャー。どういう仕組かというと、ゴムのボタンがポンプになっていて押すと空気の力で出てくるというもの。いつも使うものではないので、それほど不満はなかった。

7)スターター

 もちろんいまではスイッチひとつでスターターが回ってエンジンがかかる。自動車創成期には棒をバンパーのところからエンジンルームに差し込んで、エンジンを直接手で回してかけていた。もちろんなかなかかからない。

 ただ、モーター化は早い時期に達成していて、ワイヤーで引っ張って回すタイプも多かったが、戦後間まもなく実用化されていた。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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