メンテナンスの入念さは乗用車では考えられないレベル!
頑丈にできているとはいえ、もちろんメンテナンスフリーで100万km走れるわけではない。運送業者には運行管理者のほかに整備管理者を置くことが義務づけられていて、保有車両のメンテナンスを管理している。
日常点検、運行前点検はもちろんのこと、オイル交換やグリスアップなどのメンテを定期的に実施。さらに車両の寿命とは関係ないが、大型車の場合、タイヤの摩耗が大きなポイントで、交換はもちろん、ローテーションがかなり重要となる。
ちなみに大手では、エンジン寿命や燃費にかかわるエンジンオイルについて、独自に研究テストを行なっているところもあり、とにかくできるだけ長く、故障なく使えるように管理を徹底しているわけだ。
つまり、乗用車のようになんとなく、そろそろオイル交換しなきゃといったことはなく、イメージとしては飛行機のメンテナンス管理に近いだろうか。出先で故障すれば、荷主や乗客に多大な迷惑がかかるだけに、あくまでも大型トラックやバスは大切に使う仕事の道具なのである。