窓や収納など細かいチェックポイントは多い
4)後席の窓ガラスが大きく開かないクルマ
お次は盲点かもしれませんが、後席の窓ガラスが大きく開かないクルマ。これも避けたほうがいいでしょう。今どきそんなクルマあるの? と思われるかもしれませんが、フォルクルワーゲンのup!は4ドアでも後席の窓がフラップ式で全開にはできません。
また、メルセデス・ベンツ・Vクラスはミニバンですが、後席の窓が閉めっきりで開けることができません。子供が誤作動を起こしたりする心配がないのは安心ですが、車内にイヤなニオイがこもってしまった時などに、いちいち前席の窓を開けてもらわなければならないとか、帰り際に挨拶をしたくてもガラス越しに手を振るくらいしかできないとか、子育て中は不便なことの方が多いものです。
5)トレイ型収納がないクルマ
さて、最後は車内で気をつけたいのが、収納やドリンクホルダーがいくら多くても、小物を置ける平らなトレイがないクルマは使いにくいということ。とくに乳児がいる場合には、ドライブ中に授乳や離乳食の時間がきてしまった場合に、ミルクを作るために哺乳瓶を立てて置いたり、離乳食のパックをこぼれないように置いておけるような、テーブルとして使えるちょっとしたスペースが必須です。
それがないと、傾斜しているシートの座面に不安定ながら置くことになったり、自分の太腿で挟んで固定したり、もうミジメな感じ。結果的にこぼれてしまって、掃除する手間が増えたりとか、子育てのイライラが増すばかりですよ。
さぁ、いかがでしたでしょうか。こうしたポイントに気づかず、NGなクルマを買ってしまったら、奥様の疲労とイライラが知らず知らずのうちに溜まってしまいます。そのとばっちりでパパが怒られたり、なんてことは勘弁してほしいですよね。そうなる前に、不満のモトを断ち切るクルマを選んで、しっかりフォローしておきましょう。