ヨーロッパでミニバンは商用車のイメージ
ジュネーブショー、フランクフルトショー、パリショーなど、ヨーロッパの主要モーターショーで、ミニバンは肩身の狭い思いをしている。来場者にとって、ワクワクドキドキする商品、という感じではないのだ。
そもそもミニバンは、商用車を乗用化したもの。ヨーロッパでのミニバンは、大型タクシーとしてメルセデス・ベンツVクラス、またはパン屋や花屋などの商用車としてルノー・カングー。そうした古典的なミニバンのイメージから未だに抜け出せていない。
昔は日本でも、ミニバンは商用車の派生車に過ぎなかった。80年にトヨタ・ハイエースやタウンエースがブレイクしたことを契機に日系各社がこぞって参入し、現在のような市場を形成にするに至った。
では、ヨーロッパと日本ではどこに違いがあるのだろうか?