停止状態でのアイドリングはムダ! 真夏でも必要なクルマの「暖機運転」最新事情 (1/2ページ)

停車した状態での暖機はまったく意味をなさない

 夏だというのに暖機運転のハナシをしよう。なんだか季節はずれで申し訳ないが、真冬に暖機運転が必要だとすれば、厳密にいえば夏場でも必要なはず。

 外気温が30度だったとしても、半日以上止まったままのクルマなら、水温も油温も外気温よりは高くはないはずだ。つまり適正温度には達していないということ。

 だとすれば、真夏でも水温が上がるまでアイドリングで待って、それから走り出したほうがいいのか?

 結論からいうと、停止したままアイドリング状態で待機し、エンジンが(水温が)温まってくるのを待つような暖機運転は、夏だろと冬だろうと非合理的で、無用の長物といっていいだろう。

 というのも、クルマの部品で、適切な作動温度になった方が望ましいのはエンジンだけではないからだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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