走らせずにエンジンをかけるだけでも効果がある!
3)換気
そのほか、車内の換気もしてやりたい。とくに湿気がこもると、雑菌が繁殖するので悪臭の原因に。シート内部のスポンジなどにカビが生えることもある。旧車に乗るとすえたようなニオイがすることがあるが、それは雑菌やカビなどが原因だ。
定期的にドアや窓を開けて換気するとともに、普段から湿気取りなどを車内に置いておくのもいいだろう。
4)サイドブレーキの固着やバッテリーの充電
そのほか、サイドブレーキが固着することもあるので、長期間引きっぱなしにするのは避け、輪止めを使って動かないようにする。
バッテリーは、暗電流と呼ばれる微量の電気が常に流れているので長期間放置すると上がってしまう。そのため、定期的に充電したり、ソーラーバッテリーをつなげるなどしておく。
可能なら1カ月に1回は動かしてまとまった距離を走り、給油も実施。さらにエンジンをかけるだけでも2週間に1回は行なえるとベストだ。エンジンをかけるのは家人にも頼めることもあるだろうから、励行してほしい。
ちなみに今まで見てきた点は、中古車の納屋から出てきた奇跡の1台みたいなものにも当てはまること。中古車は長期間まったく動かしていない可能性もある。必ずしもバリモノではないし、復活させるのにも時間と手間がかかることが多いので、注意が必要だ。