カップルや走りを楽しみたい人向けのコンパクトカーも!
4)マツダ・デミオ
デミオはズバリ、CX-3同様に(CX-3はデミオがベース)、カップルズカーだ。コンパクトさとデザインを優先した小粋なコンパクトカーだけに、後席は重視していない。
しかし、このクラスでガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジンが選べる希少車種であり、クリーンディーゼルはトルキーで走りやすく意外なほど静かで走りは上級感たっぷり。
インテリアのオシャレ度も国産コンパクトカー随一と言える。何しろホワイトのレザー内装が選べるほどだ。
しかも、2014年のデビュー以来、度重なるユーザー本位の改良を受け(だから買うタイミングが難しいのだが)、クラス唯一のブラインドスポットモニターを始め、360度モニター、ACCなども用意。後席ひざ回りスペースは約10cmと狭いものの、主に2人以下の乗車なら、デザインも含め、なかなかの選択肢になるだろう。
5)スズキ・スイフト
スイフトは標準車とスポーツのふたつの車種があり、あえてスイフトを選ぶなら、価格は一気に180万円オーバーにハネ上がるものの、 スポーツを選ぶべきだ。
スイフトスポーツはパワフルな1.4リッターターボエンジンを搭載し、6速ATのほか6速MTを選べ、走りの質感、操縦性、フットワークテイストはほとんど欧州のコンパクトスポーツハッチ。走り好きな人にすすめられる数少ない国産コンパクトでもある。
そしてむしろ標準車より燃費性能がいいのも魅力。大人に似合う、クルマがわかっている人が選ぶ1台。ちなみに後席ひざまわりスペースは、アクアと同じ約16cmです。
というわけで、現時点で走りにこだわる人にとって“買い”なのは、デビューがもっとも新しくもあるスイフトスポーツ。カップルズカーとしてはオシャレなデミオ、燃費最優先なら定評あるトヨタフルハイブリッドのアクア。e-POWERによる新鮮なドライブフィールを体感したいならノートということになる。フィットは新型の登場まで数カ月だから、それを踏まえての選択になる……と言っておこう。