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販売台数は100万台オーバーの怪物コンパクト! MAZDA3の先祖5代目ファミリアの衝撃 (2/2ページ)

販売台数は100万台オーバーの怪物コンパクト! MAZDA3の先祖5代目ファミリアの衝撃

有名な映画に登場したことで人気に火をつけた

 登場したばかりのマツダ3。つまりアクセラのルーツとなるのが、マツダのファミリアだ。マツダを代表する2ボックスハッチとして人気を博し、その車名の通り、ファミリーカーとしても長く愛用されたモデルだ。そのなかでもエポックとなるのが1980年に登場した5代目だろう。

 1963年に登場した初代は商用車版が先行したこともあり、カローラやサニーなど、当時のライバルに出遅れた感はあった。しかし1967年の2代目では一転してアカ抜けたデザインとなり、ロータリーはスカイラインGT-Rと死闘を繰り広げるなどの伝説を残している。その後の3代目(1973年)はオイルショックの影響で、ロータリーを廃止。4代目は2ボックスを採用したが、FRを採用していた。ちなみに映画『幸せの黄色いハンカチ』で主人公役の武田鉄矢が乗っていたのも、この4代目だった。

 そして2ボックスを受け継ぎ、世界的な潮流となっていたFFを採用して登場したのが5代目だ。大ヒットとなり、販売台数も他社のライバルを押さえてトップになることもたびたびあったほど。1982年には生産100万台達成の最短世界記録を樹立。その結果、登場年と同じ1980年に始まった日本カー・オブ・ザ・イヤーの第1回大賞車に輝いている。

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