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トヨタの販売現場がライバル視! 新型MAZDA3の底知れぬ実力 (1/2ページ)

トヨタの販売現場がライバル視! 新型MAZDA3の底知れぬ実力

ブランドキャラクターの異なるマツダとトヨタだが……

 5月24日にアクセラの後継車種として、“マツダMAZDA3(マツダ・マツダ3/ファストバック&セダン)”がデビューした。もともと初代アクセラのころから海外名はMAZDA3だったのだが、今回日本国内でもMAZDA3を名乗ることとなった。

 先代アクセラは魂動デザインや、スカイアクティブテクノロジーを採用し、クルマ好きの間では注目モデルとなっていた。しかし、自販連(日本自動車販売協会連合会)統計によると、直近となる2018暦年締めでの年間販売台数は1万7767台(月販平均約1480台)。MAZDA3への移行を控えての末期モデル状態であったこともあるが、販売台数としては精彩を欠いていた。

 ちなみに3代目アクセラとして、初めて暦年締め年間販売台数がフルカウントされた2014暦年での年間販売台数は4万2541台(月販平均約3545台)。総じていえば、目立って売れてはいなかったが、手堅く売れていたといった状態であった。

 アクセラ時代はクルマの話題性に販売実績がいまひとつ伴わなかったということもあり、今回車名を日本国内でもMAZDA3と改めたのかもしれない。

 MAZDA3は日本国内で正式販売が開始されてから間もないので、販売実績など客観的な数字はリリースされていないが、先日事情通から興味深い話を聞くことができた。現場のセールスマンに話を聞くと、ここのところトヨタ・カローラ スポーツとMAZDA3を比較購入検討しているお客が目立つというのである。

 ミニバンの取扱いをやめ、商用車や軽自動車(どちらもOEM)はあるものの、登録車については“魂動”や“スカイアクティブテクノロジー”をフルラインアップで採用。ブランドとしての共通イメージを与えるマツダは、日系メーカーのなかではクルマ作りに対する強いこだわりを持つメーカーとして有名だ。

 一方のトヨタは、タクシー仕様車や数多くのオリジナル商用車、軽自動車(OEM)からフルサイズミニバンやセダン、マイクロバスもある。また、FFもあればFRもある総合メーカーであり、全体に実用車というイメージを多くのモデルから強く感じる。

 そのようなブランドキャラクターの違いから、トヨタ車とマツダ車が新車購入で比較検討されることはかなりレアケースとされていた。しかし、MAZDA3とカローラ スポーツとを比較検討するお客が目立つというのである。

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