自動化はいいことだけど現実的な実用度はイマイチ
1)自動駐車機能
以前、まだ自動駐車機能が付き始めたころ、当時の先進機能を試すべく、興味津々、公共駐車場でスイッチON。しかし、思うように止められない。気付くと後ろに何台ものクルマが……自分で止めれば一発で駐車できるのに……。
そんな経験をした人も多いと思うけれど、それから何年もたったつい最近、先進の自動駐車機能が付いたクルマをCARトップ本誌でテスト。確かに操作自体は簡便になったものの、スタート位置、ブレーキの踏み加減でスムースにいかない(慣れとコツが必要)。
縦列駐車で枠内に止められても、真っすぐじゃない。撮影のために何度かトライしたものの、周りのスタッフのあきれ顔を見て、断念。かえって駐車下手と思われたりして。
最新の自動駐車機能はたしかに高機能だけれど、完全自動運転はまだ先の話。駐車ぐらい、自分で責任持ってやりましょう。リヤカメラや360度モニターがあれば、苦手も克服できます。
2)ボイスコントロール
最近の先進装備満載のクルマには、スイッチを押し、言葉を発するとさまざまな操作を行ってくれるボイスコントロールという機能がある。ただし、たとえばボルボの場合、マニュアルどおりのコマンドを使わないと反応せず。
例としてナビの目的地設定の場合、「目的地は」というコマンドを発してからでないと反応しない。その一覧表があるのだけれど、全部、覚えられるか!! 最新のBMW3シリーズでも、ちんぷんかんぷんな答えが返ってくることがしばしば。
自分の滑舌が悪いのか、落ち込みました。もう5年も乗っている自分のクルマでも、なかなか言うことを聞いてくれない。スマホのほうがよっぽど、こちらを理解してくれているような。
3)雨滴感知ワイパー
雨が降ってくると自動的にワイパーを作動させる雨滴感知ワイパーはたしかに便利だけど、暖機運転をしながら窓をクリーニングしている時、クリーナーの液体に反応していきなりワイパーが動き出し、痛い思いをしたことがある。
さらに、雪だと反応しないことも。痛いよりいいけど……。雨や雪が降ってきたら、自身でワイパースイッチをONにすればいいだけでしょ。そこまで自動化する必要、あるのか!!
ついでに言わせてもらうと、ワイパーが視界に入らないように、ボンネットに隠れてレイアウトされているクルマが増えてきたけれど、持ち上げられないため、フロントウインドウ下端を掃除するのが大変。