【スクープ】トヨタ・カローラセダン&ワゴンの詳細判明! 3ナンバー化も国内専用ボディサイズを採用 (2/2ページ)

現行のアクシオとフィールダーもしばらく併売

 バリエーション体系はセダンとツーリング共通となり、ガソリンが1.8リッターエンジンとCVTの組み合わせとなるW×B、S、G-Xと、6速MTのみとなる1.2リッターターボエンジンを搭載するW×Bとなる。ハイブリッドはW×B、S、G-Xとなり、2WDと4WDが設定される(ガソリンは2WDのみの設定)。W×Bがスポーティ、Sがラグジュアリー、G-Xがスタンダードグレードといった位置付けのようである。

 さらに当面の間となるようだが、現行アクシオとフィールダーも継続販売される。アクシオ&フィールダーともに1.5リッターガソリンと1.5リッター+モーターとなるハイブリッドが用意され、EXというモノグレード構成となるようだ。ガソリン車には2WDと4WDが用意され、2WDにはCVTのほかにMTが設定される。電動パーキングブレーキはG-X(レバー式)以外に設定。

 ボディカラーはW×Bには、新設定色となるスパークリングブラックパールクリスタルシャインのほか、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカが設定され、ブラックマイカ以外はオプションカラーとなる。SとG-Xには、新開発色となるセレスタイトグレーメタリック、新規設定色となるスカーレットメタリック(赤系)、ダークブルーマイカメタリックのほか、ブラックマイカ、スーパーホワイトⅡ、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリックが設定され、スカーレトメタリックとホワイトパールクリスタルシャインがオプションカラーとなる。

 インテリアで特筆なのは、トヨタ初採用となる“ディスプレイオーディオ”が全車標準採用されているところ。これはインパネセンター上部に設定される、オーディオ機能を持たせたディスプレイのことで、このディスプレイオーディオの採用により、ディーラーオプションや汎用品のカーナビやオーディオの装着はできなくなっている。ディーラーオプションでT-Connectナビ、エントリーナビキットが用意されている。インテリアカラーは黒系のみに統一されており、W×Bのリヤシートは6:4分割可倒式となっている。

 新型カローラシリーズは、世界的に“ひとつのプラットフォームにふたつのエクステリア(北米系とその他地域)”ということで、世界的な共通化を進めたとされているが、日本仕様は単に全幅を狭くしただけでなく、全長やホイールベースのサイズダウンまで行い、販売店向けには“国内専用ナローボディ”という表現が使われているとのこと。

 日本市場では初代誕生から50年以上の間、頑なに5ナンバーボディにこだわってきただけに、いきなり“世界共通仕様の3ナンバーサイズになりました”というのは、あまりにもリスクが高いとの判断があったのかもしれない。ただ、世界共通と言いながらここまで日本市場に仕様を変更してきたところを見ると、この12代目新型カローラにかける、なみなみならぬトヨタの意気込みというものを感じずにはいられないだろう。


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