パジェロの迫力ある走りにファンも歓喜!
増岡さんの同乗コースには19組が参加した。1組ずつ車両に乗り込むと、ヒルクライムを勢いよく駆け上がっていく。千葉県から参加した菊口さんは、2002年に購入したパジェロロングを17年間乗りつづけている生粋のパジェロファン。増岡さんの同乗は今回が2回目とのことだ。今回の国内向けの生産中止については「とても残念だが、パジェロは今後も乗り続けたい」と熱い思いを話してくれた。
また、イベントでは増岡さんによるトークショーも行われ、かつて参戦していたパリダカールラリーでの秘話や、車両の開発に携わり、安全性能や走破性にこだわっていることが語られた。さらにパジェロオーナーへのメッセージとして「いつまでも長く乗れるクルマなので、ぜひ大事にしてほしいですね。今回の参加されている方の車両を見るとキレイに乗っている人が多く、非常に嬉しいです。皆さんの期待に応えられるよう、これからも尽力していきたい」と参加者に誓っていた。
今後の自動車の発展については、「安全装置や自動運転などの開発が進むことで選択肢が増えると考えている」とコメント。加えて三菱が技術を磨き続けている電動車にも触れ、「次のダカールラリー(に出られるのなら)はぜひモーター(のクルマ)で制覇したい。それが最後の夢です」と語った。
イベントの最後には増岡さんによるデモランの見学や記念撮影も実施。パジェロの生き生きとした走りを目の当たりにし、参加者の興奮は最高潮に。今回、惜しまれつつもパジェロの国内生産が終了するが、イベントを通じてパジェロが多くのオーナーに愛されてきたことや、参加したオーナーから熱い思いを感じることができた。願わくば、さらに技術に磨きをかけて、パジェロが日本に帰ってきてほしい。