呼んではいても理由を知らない人も多い
1957年のデビューから現在の現行モデルまで13代もの歴史を誇るスカイライン。これだけ長い歴史がある車種だけに、愛称を持つモデルも多く存在している。そこで今回はスカイラインに付けられた愛称とその由来をピックアップしてご紹介していこう。
1)【愛称:ハコスカ】3代目スカイライン
初めてGT-Rが設定されたスカイラインとしても知られる3代目モデルは、それほど旧車に興味のない人でも知っているほど高い知名度を持つモデル。それだけに、このモデルが初代スカイラインだと思っている人もいると言われているが、このモデルは「ハコスカ」という愛称で知られている。
このハコスカの「ハコ」とは「箱」を意味しており、ボクシーなデザインを指して名付けられたとそうで、一説によると4代目のスカイラインが登場したのちに3代目を指す呼称として使われたのが始まりともいわれている。
2)【愛称:ケンメリ】4代目スカイライン
1972年にデビューした4代目スカイラインの愛称は「スカ」のつかない「ケンメリ」となっている。これは当時の広告キャンペーンのキャッチコピーだった「ケンとメリーのスカイライン」から付けられたもの。
ケンとメリーがスカイラインに乗って日本をめぐるという内容であり、CMのロケ場所になった北海道美瑛町にあるポプラの木は「ケンとメリーの木」と名付けられ、現在でも観光名所となっている。
ちなみに4代目スカイラインのセダンモデルは、4ドアのケンメリということで「ヨンメリ」という呼び方がされることもある。