日没の30分前にはヘッドライトを点灯すべき
なぜ、この薄暮時間帯に事故が集中しているのか。
警察庁では、「この時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなるため」と分析している。
つまり、薄暮時間帯は、ドライバーにとって歩行者が見えづらく、歩行者にとってクルマの接近が気づきづらいので、むかしから「魔の時間帯」と呼ばれてきた。
こうした事故を防ぐには、日没前からヘッドライトを点灯し、他車や歩行者に自分の存在をわかりやすくするのが非常に有効。ヨーロッパでは、2011年からオートライトが義務化されていて、成果を上げている。
「薄暮時間帯」の事故を減らす要諦は、「おもいやりライト運動」(日産自動車が実施)の合言葉、「見るためだけではなく、見られるための光を」に尽きる。
オートライト機能の有無にかかわらず、安全のために、日没の30分前には、スモールランプではなく、ヘッドライトを点灯することを心がけよう!
参考:5月30日の全国各地の日没30分前の時間
北海道18;20 関東18:00 関西18:20 九州18:40 沖縄18:30