ハイトワゴン系では新登場日産デイズがもっとも広い
新型日産デイズや三菱eKクロスなどが注目を集めているハイトワゴン系(リヤヒンジ式ドア)は、容量系のつぎに後席が広い軽自動車ですが、後席ニースペースはもっとも広いデイズで340mm。スズキ・ワゴンRが 320mm、ホンダN-WGN が315mm、ダイハツ・ムーブは290mmです。
つまり、足もとの広々感はN-BOXには遠く及びません。とはいえ、大型車のトヨタ・クラウン、マツダ・アテンザの後席ニースペースがそれぞれ190mm/185mmなのですから、ダイハツ・ムーブの290mmでも「狭さ」とは無縁、大人が足をゆったりと組めるスペースが確保されているのです。まさに、イマドキの軽自動車、それも容量系、ハイトワゴン系は、想像をはるかに上まわる、下克上的居住空間、広さを備えていると言えるでしょう。
そして、後席足もと(フラットフロア限定)が広いということは、ただゆったりできるだけでなく、後席に乗り込んで子供をチャイルドシートに乗せやすい、車内で着替えがしやすい、足もとに荷物を載せやすい……などのメリットもあるのですからたまりません。もっとも、後席ニースペースとラゲッジルームの奥行きの寸法は、軽自動車の限られた全長のなかでは、バーター(後席ニースペースを広く取ると、ラゲッジの奥行きが制限される)になるんですけどね……。