革なら何でもOKというわけではない
もちろん本革なら何でもOKというわけではなく、革の質にもピンからキリまであるのはご存じの通り。上質な革を使ったハンドルはフィーリングがいいし、手や肩の余分な力も入りにくくなるので、ステアリングインフォメーションもキャッチしやすく、ドライバーの意志も操舵装置に反映しやすい。
シートに関しては、高級感のある本革シートが機能パーツであるかというと、正直疑問な部分があり、スポーツ走行に関していえばファブリックのバケットシートが最適だと思うが、ハンドルに関しては本革はファッションではなく、完全な機能パーツといっていい。
なお、革は革でもバックスキンを使ったハンドルも用意されているが、素手で運転をすることが前提なら、通常の本革製のほうが無難。バックスキンは、レーシンググローブをつけた方がなじみがいいので、レースなど競技用のハンドルとしては人気がある。