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クルマも自転車もヒヤヒヤ! 法整備だけでは解決できない自転車通行帯に潜むキケン (2/2ページ)

クルマも自転車もヒヤヒヤ! 法整備だけでは解決できない自転車通行帯に潜むキケン

法整備のみならず警察による取り締まりの徹底も必要

 世界的にも、排ガスゼロの自転車の活用が促される傾向にある。そうしたなか、国内でも自転車通行帯の整備が進められている。

 日常的に我々が目にしやすいのは、道路に塗装された自転車専用通行帯や、自転車走行指導帯だろう。ほかに、歩道や車道と区別して自転車の通行帯を整備した、自転車道というものもある。

 自転車専用通行帯では、自転車はそこを走らなければならないという義務がもたらされる。なおかつ一方通行だ。自転車走行指導帯も、それが塗装された区間は車道を走らなければならないと定められている。

 道路整備はそのようになされているが、それぞれの意味が必ずしも広く自転車を利用する人たちへ周知されているとはいえないようだ。また自転車の通行帯が塗装された道路にクルマが駐停車している場合は自転車が右側に避けて走るので、自転車もクルマの運転者も相互に注意を払う必要があることに変わりはない。何事も規則と実用の間で、机上の想定通りにいかない。法整備すれば済むとはならないだろう。

 クルマの運転は免許制度があるため何らかのかたちで規則を学ぶ機会が必ずあるが、自転車はそうではない。自転車の安全な利用促進のためにも、警察による取り締まりや指導の徹底も必要なはずだ。

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