台数も少ないため同じクルマに遭遇する機会も減ってきた
3)オンリーワン感が強い
普通車の販売台数ランキングでトップを飾るクルマであれば、月に1万台以上が売れている現代だが、旧車は当然増えることはない。下手をすれば現存台数が1万台どころか100台以下という車種も少なくないだろう。それだけにオンリーワン感は半端ない。どんな広いショッピングモールの駐車場に停めたとしても、同じ車種を見かけることはゼロに等しいだろう。
それだけに、自分だけの愛車という感覚は格別。旧車乗りは個性的な人が多いと言われるが、そもそも旧車自体が個性の塊なのだから当然というか仕方のないことなのである。
これだけ高性能なデジタルカメラが普及した現在でもフィルムカメラが愛され、ダウンロードやストリーミングが一般的になってもレコードが愛されるように、旧車もまたその不便さなどもひっくるめて愛しているユーザーが多いのである。個人的には現行車の方が圧倒的に優れているし、快適かつ楽しいということはわかりながらも、旧車道からは抜け出せないのだ。