雨に含まれる汚れがクルマの塗装を傷める
また最近では、汚染物質が含まれている可能性も指摘されているし、酸性雨も悪影響を及ぼす。酸性雨とは、工場の煙やクルマの排気ガスに含まれている硫黄酸化物や窒素酸化物を由来とする硝酸や硫酸が、雨に含まれたものだ。ボディにつけば当然のことながら塗装を傷める。
そのほか中国から飛んでくる黄砂には汚染物質が付着している可能性が指摘され、それが雨に当たれば、一緒に落ちて塗装に付着する。
雨が続けばどんどんと塗装に当たり、クルマの場合はすべてが洗い流されるわけではないので、付着したままとなる可能性も高い。そうなると当然、塗装にダメージは及ぶわけで、できるだけダメージを与えないようにするには、やはり洗車をしてマメに取り除いてやるのが重要となってくる。
もちろんその際には一緒にコーティング剤をかけて塗装を保護してやるのが大切だ。コーティング剤を選ぶ際には、水膜となってそのまま洗い流してくれる親水(疎水)タイプがオススメ。撥水は弾いて気持ちいいが、そのまま水玉が残るので汚染物質除去という点では遜色がある。また効果のところに、酸性雨などに対応と謳っているものもあるので、よく見て選ぶといいだろう。