LMと同じコンセプトのクルマを展示するブースが存在した
超高級車やスーパーカーブランドブースが集まる展示棟には、ミニバンをカスタマイズする業者もブースを構えていたのだが、そのなかでアルファードをベースに、まさにLMのように、乗車定員を4名にした贅沢モデルを展示するブースが存在していたのだ。
モーターショーのタイミングでアルファードをベースにカスタマイズしているので、LMの情報が事前にリークされ、その発想を「パクった」というのは少々考えにくい。しかも見た目は似ているものの、全体の質感はやはりレクサスに分があるようだ。
出展ブースがあるということは、富裕層の反応も良くおいしい商売になっているともいえる。そこでレクサスがこのようなカスタマイズショップの動きを把握し、「それじゃ本家でもやってみるか」と今回開発したとも考えられるが、そこら辺は定かではない。レクサスとカスタマイズショップで着眼点がたまたま同じになったのかもしれない。
中国も含めてアジアの富裕層というのは、想像を超えるほどのお金持ちであり、自分が満足できるものを所有するのには、金額は気にしないという消費行動をとるのである。
多くの日系ブランドはミニバンばかりラインアップするなかで、日系ブランドの頂点とレクサスを考えれば、いままでレクサスブランドにミニバンがなかったこと自体がおかしいともいう話も聞く。
今後はエスクァイアベースで、LMの弟分あたりをリリースすれば、大ヒットも夢ではないかもしれない。