わかりやすさを重視して安全・安心をサポート!
パナソニックは人気カーナビゲーションシステムの「ゴリラ」に、最新版の地図を搭載するなど改良を施した新製品3機種を6月上旬から発売する。オープン価格。
ゴリラは発売以来、高い測位精度や使いやすさなどの基本性能にこだわってきた。近年ではドライバーの高年齢化が進み、一時停止など標識の見落としによる交通事故への対策が喫緊の課題となっている。2019年2月に実施したパナソニックユーザーアンケートによると、パナソニック製ポータブルカーナビユーザーの半数以上が50歳以上であることから、より安全・安心な運転をサポートする機能の充実が求められている。
新製品には最新の2019年度版の地図を搭載した。近年増加している誘導カラーレーンまでリアルに再現し、交差点拡大図をさらに充実させたことで、早めの進路変更を促す。高速分岐案内図も実際の道路案内に即しており、英語表記や高速道路の番号(ナンバリング)などを表示、よりわかりやすい表示となっている。
また、正確性も向上。GPSなどの測位衛星とジャイロからの情報をもとに、より正確に現在地を測位する「Gロケーション」を採用。複雑化する都市部の道路網でも高いナビゲーション精度を実現している。また安全性を高めるため、一時停止や制限速度などの標識の見落としを音とアイコンで注意喚起する「安全・安心サポート」機能を搭載。中高年や運転が苦手なドライバーのヒヤリハット、交通事故や交通違反の未然防止を促す。
最上位機種の「CN-G1300VD」は3年間の無料地図更新に対応。更新する情報は、道路データや音声案内データ、案内画像データ、逆走検知データの4つ。更新期間は2022年7月末まで。2020年夏に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けて続々と開通が見込まれる新規道路もカバーする。また、交通情報サービス「VICS WIDE」を活用した「スイテルート案内」も搭載。渋滞を避けたルートを自動で探索し、案内する。
月産台数は7V型のCN-G1300VDと「CN-G730D」が3500台、5V型の「CN-G530D」が4500台。