カスタマイズモデルがグッと身近な存在になった
ひと昔前まではクルマのカスタマイズといったら、クルマを購入してから行うものというのが当然の行為だった。それだけに納車待ちの間に雑誌を見ながら、どんなパーツを装着しようかと妄想する時間を楽しんだ人も多かったのではないだろうか?
しかし、最近ではメーカー純正のカスタマイズモデルが多くリリースされている。それもちょっと見た目を変更したレベルではなく、エアロパーツから足まわり、なかにはエンジンにまで手の入ったものが登場しているのだ。トヨタのGRシリーズ、日産のNISMO、ホンダのModulo Xなどが代表的なところだろう。
このようなメーカーコンプリートのカスタマイズカーは、はたして買い得なのだろうか? メリットとデメリットをチェックしてみたい。
■メリット
やはり一番のメリットはカスタマイズした状態がメーカー純正であるということだ。メーカー純正ということは一般的な保証の対象となるわけで、万が一トラブルが発生した場合でも無償修理が受けられる。当然アフターパーツに関してはメーカー保証は受けられないし(パーツ単位の保証がある場合はあるが)、アフターパーツを装着したことによって生じたトラブルも当然保証してもらえないから、メーカー純正である安心感は格段に上と言えるだろう。