収納が多ければ車内もスッキリして運転に集中できる
実用車でも、ティッシュボックスがフロアにしか置けず、スマホの置き場にも困る、これはないだろ! ぐらい収納が少ないクルマがある一方で(わが家はボク以外、花粉症なものでドライブにティッシュボックスは不可欠)、これでもかっ、どこに何を収納したか、忘れてしまうほど収納が充実しているクルマもある。ここではその一部車種を紹介したい。
1)ボルボXC40
売れに売れていて、納期ははるか先……という輸入車の1台が、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のボルボXC40。
しかも、スタイリッシュなスカンジナビアデザインの室内は収納だらけ。何しろセンターコンソールボックスはティッシュボックスがすっぽり入るサイズで、その前に脱着可能なごみ箱が用意されている親切さ(花粉症の人に最適)。
さらにオーディオのウーハースピーカーに、ダッシュボード奥の空間をエンクロージャーとして使うエアサブウーハーを採用し、ドアポケット部分にスピーカーがない。そこがノートパソコンの置き場になり、タブレットの収納にちょうどいいシート下の引き出し、スマホを置くのにぴったりなスマホ非接触充電トレー(iPhone8/X対応)、コンビニフックなどもあり、誰もが車内の収納の達人になれるクルマなのである。
ボルボとしては、整頓された車内空間が安全につながるというコンセプトから誕生した、いたせりつくせりの収納の用意、というわけだ。もはや日本車も真っ青な収納充実車である。それもまた、抜群の走行性能とともに、XC40の絶大なる世界的人気を支えているポイントではないか。
2)ホンダ・ステップワゴン
もともと、室内空間のゆとりから、収納たっぷりなクルマが多いミニバン。しかし、最新のステップワゴンはハンパじゃない。
収納のひとつと言えるドリンクホルダーだけでも前席5個、2列目席6個、3列目席5個と、合計16個もある!(シートバックテーブルを含む)どんだけ車内で飲ませるんだ! というぐらい。まぁ、最大8名乗車可能だから、1人、2個ということでしょうね。お水とコーヒー、なるほど。
それだけじゃありません。運転席前のインパネ上面には、超便利と思えるふた付きの収納がふたつあり(センター部分のものは助手席からでも使用可)、助手席前にはティッシュボックスも置けるトレーを完備。
インパネセンターには引き出し式トレー、ロアーポケット、大型ドアポット、2列目席用のスマホもぴったり入る.ポケット×4など、まさにどこに何をしまったか忘れそうなほど収納が充実。
しかも、運転席と助手席の間には何もなく(1-2列目スルースペース)、ハンドバッグやトートバッグが置けるから便利。ライバルのミニバンでも、さすがにここまではありません。