今後は中国系メーカーのタクシーも増えてきそうな予感
先代サンタナのタクシーもまだまだ現役で走っている姿を見ると、「ああ上海だなあ」と感じるほど風景に溶け込んでいるように見えてしまう。タクシーというのはその街や国の顔となる。国土の広い中国では、北京ならば北京ヒュンダイや、北京福田があるので、ヒュンダイ・エラントラや、北京福田のEVタクシーが目立っている。
まだ行ったことがないが、天津市では地元一汽トヨタで生産しているカローラのタクシーが走っているとのこと。広州市ではヒュンダイ系が強いのだが、そのなかに交じって地元広州トヨタで生産している、レビンのハイブリッドタクシーも走っている。
中国民族系メーカーのタクシーもいまでは珍しくないが、昔は見た目でもすぐにボロボロになっていたのが、いまは昔ほどそんな様子もないようなので中国車の性能向上も確実に進んでいることがわかる。EVというキーワードで中国民族系メーカーがタクシー車両に参入しやすくなっているのも、また確かな話である。そう考えると、数年先にはどこの都市に行っても、中国民族系メーカー車のタクシーばかりになるのだろうか非常に興味が沸いてくる。