ミニバンやSUVだけが積載性に優れるわけじゃない!
2)ステーションワゴンの良いところ
ステーションワゴンの良いところはなんといってもその広い荷室スペースだ。長尺のものでも難なく飲み込んでしまう点は使い勝手という点でも優れていると言える。
しかし、そんなことはSUVでもミニバンでも可能ではないか、と思われるかもしれない。ただ、SUVやミニバンと決定的に違う点として重心が低いことが挙げられる。つまり、動力性能的にステーションワゴンの方が優れているということである。
もちろん、SUVやミニバンにもスポーティな味付けのモデルは多々あるが、やはり気持ちの良い走りを楽しむのであれば、重心の低いステーションワゴンのほうが勝るというのは走り好きな読者の方ならおわかりいただける点だろう。
3)軽セダンの良いところ
SUVやミニバンとは直接接点はないかもしれないが、軽自動車のなかでは圧倒的に背の高いスーパーハイトワゴン軽が人気を集めている。一方で、往年のミラやアルトのような軽セダンと呼ばれるジャンルは風前の灯火となっている。現にミラはラインアップから消えてしまった(ミラの名前を冠するイースやトコットはあるが)。
そんな軽セダンの魅力は何と言ってもシンプルなこと。スーパーハイトワゴンになると両側スライドドアや後部座席用の快適装備、豊富なシートアレンジなどがマストとなるため、どうしても高価になりがちだが、シンプルな軽セダンであれば、そういった装備がない分だけ安価となる。
そのため、少ない負担でクルマを所有できるという軽自動車本来の恩恵を受けることができるモデルと言えるのである。