憧れの90年代スポーツカーを買うなら高い「レストア済み」と安い「修理前提」はドッチが賢い? (2/2ページ)

自らの手で直していけば車両の状態は詳細に把握できる

 一方、ベース車を購入してコツコツと直す方法では、直すついでに自分好みのパーツを導入するなど、カスタマイズも同時進行できる点がメリットと言える。また、交換・修復した部分については明らかにいつ実施したかが分かるので、整備履歴が明確になって今後の作業予定が立てやすいというメリットがある。

 また、レストア済みの車両を購入するにはまとまった予算を捻出しなければならないが、コツコツ直すのであれば、自分のペースで出費をコントロールできるというのもありがたいところと言えるだろう。

 ただし、当然ながら修理中は愛車に乗れないため、1年の半分は工場のリフトの上だった……となる可能性も否めない。趣味性の強いスポーツカーなので、毎日日常の足で使うという人は少数派かもしれないが、乗りたいときに乗れないというのは辛いところかもしれない。

 このように、レスト済みの車両もベース車をコツコツ直すのも一長一短。とはいえ、どちらにしてもスポーツカーを楽しむということに変わりはないので、自分のペースや予算に応じてチョイスするのがベストだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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