着せ替えできるクルマも軽自動車にしかない
3)ダイハツ・コペン
ダイハツ・コペンは軽自動車のサイズに収まる前輪駆動のクーペだが、電動開閉式ハードトップを装着した。ホンダS660に比べると、オープンにする時の操作は格段に簡単だ。爽快なオープンドライブを気軽に楽しめる。
しかもコペンの外板は樹脂製だから、購入後の着せ替えも可能で、コペンローブとセロの外観には互換性がある。ローブを買ってセロに着せ替えることも可能だ。前後を替えるフルセットの価格は34万4760円に達するが、購入後しばらく時間を経過してから着せ替えれば、外観がキレイになってデザインの違いも味わえる。コペンローブの価格はAT仕様が185万2200円だ。
4)ホンダN-BOX
現時点で、日本国内でもっとも多く売れている車種がホンダN-BOXだ。一番の人気車というだけでも、選ぶ価値があるだろう。車内は広く、内装は上質で、シートには十分な厚みを持たせた。足まわりを含めた相乗効果により、ホンダN-BOXはもっとも快適な軽自動車に仕上がっている。
上級のホンダN-BOXカスタムは、内外装がさらに上質だ。ターボであれば最大トルクが10.6kg-mだから、ノーマルエンジンの1.6倍に達する。G・Lターボ ホンダセンシングの価格は189万5400円で、快適性や装備を考えれば妥当だろう。
5)スズキ・スペーシアギア
スズキ・スペーシアはホンダNーBOXのライバル車で、全高は1700mmを上まわる。室内は広く、後席を畳めば自転車なども積みやすい。
このスズキ・スペーシアをSUV風に仕上げたのがスズキ・スペーシアギアだ。シートに溌水加工が施され、荷室も汚れを落としやすい。屋外で使ったテントなどを気兼ねなく積めて、広い室内を一層有効に活用できる。屋外でもっとも使いやすい軽自動車といえるだろう。
ハイブリッドXZターボの価格は169万5600円、4WDでも181万3320円だから、機能の割に価格を抑えた。
以上のように軽自動車には、さまざまな仕様がそろう。しかもそのすべてが日本のクルマの使い方や道路環境に配慮している。今では新車として販売されるクルマの40%近くが軽自動車だが、好調に売れるのも当然と思わせる。